ESGローン
フレームワークの策定
本投資法人は、メインスポンサーである第一生命ホールディングスの企業理念「一生涯のパートナー」を体現する投資運用として、持続可能な社会の実現への貢献を目指し、ESG取組みを積極的に推進するべく、原則として、主に以下の点を検討したうえで投資判断を行うこととしております。
- 省エネルギー分野における外部認証の取得状況(未取得の場合は投資実行後における更新工事実施等による外部認証の取得可能性を検討すること)
- 再生可能エネルギー電力の採用状況(未採用の場合は投資実行後における再生可能エネルギー電力への切り替え可能性を検討すること)
- その他持続可能な社会の実現への貢献や、地域社会への貢献に配慮していること
また、資産の運用を委託する第一生命リアルティアセットマネジメント株式会社がサステナビリティへの取組の基本方針として掲げる「サステナビリティ方針」※1および「気候変動対応方針」※1を踏まえ、本投資法人においても取組を推進しています。
その一環として、アセットサイドのみならず資金調達においてもESGに配慮した取組を推進すべく、2024年1月にグリーンローン・フレームワークを策定し、グリーン・ローンの調達を進めて参ります。
グリーンローン・フレームワーク
1. 資金使途
グリーンローンで調達した資金は、以下の適格クライテリアを満たす物件の取得資金もしくは取得資金のリファイナンスに充当します。
適格クライテリア
下記①-④の第三者認証機関の認証のいずれかを取得済もしくは今後取得予定の物件とします。
- DBJ Green Building認証※2における5つ星~3つ星
- CASBEE認証※3におけるSランク~B+ランク
- BELS認証※4における5つ星~3つ星
- LEED 認証※5におけるPlatinum、Gold、Silver
2. プロジェクトの選定基準とプロセス
調達資金の使途となるプロジェクトは、運用ガイドラインおよびデューデリジェンスマニュアルに定められたデューデリジェンス基準等に合致することを前提に、本フレームワークへの適合を本資産運用会社の総合リート部にて評価のうえ選定し、本資産運用会社の社内規程等に従い必要な決裁手続きにより決定致します。
3. 資金管理方法
- 調達した資金は全額本投資法人の口座に入金され、即時に個別プロジェクトに充当します。
- 全額充当後も、対象の借入金の返済までに、資金使途となっていた資産が売却又は適格クライテリアに合致しなくなった等の理由により資金使途の対象から外れる場合、一時的に発生する未充当資金は、返済、適格クライテリアを満たす他の物件の取得資金または当該資金のリファイナンスに充当します。
4. レポーティング
本投資法人のHP上にて、資金の充当状況および環境改善効果(インパクトレポート)として以下の指標等を年1回開示予定です。
グリーンローン一覧
借入日 | 返済期限 | 借入額(円) | 返済方法 | 参加金融機関 |
---|---|---|---|---|
2024/1/10 | 2028/1/10 | 5,470,000,000 | 期限時一括 | みずほ銀行をアレンジャーとする 協調融資団 |
2024/1/10 | 2029/1/10 | 1,750,000,000 | 期限時一括 | みずほ銀行をアレンジャーとする 協調融資団 |
充当状況
借入日 | 調達額(円) | 資金使途 | 充当日 | 充当額(円) | 充当率 |
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2024/1/10 | 5,470,000,000 | Vスクエア大宮(BELS 3つ星) 取得費用 |
2024/1/10 | 5,470,000,000 | 100% |
2024/1/10 | 1,750,000,000 | Vスクエア大宮(BELS 3つ星) 取得費用 |
2024/1/10 | 1,750,000,000 | 100% |
環境改善効果
① 取得した環境認証の種類とランク | 「外部評価・認証の取得」参照 |
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② エネルギー消費量 | (今後開示予定) |
③ 温室効果ガス(CO2)排出量 | |
④ 水使用量 | |
⑤ 使用電力の再生可能エネルギー化率 |
なお、本フレームワークは、株式会社日本格付研究所(JCR)による第三者評価である「JCRグリーンローン・フレームワーク評価」※6の最上位評価「Green 1(F)」を取得しています。